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2010年始動
「沖縄・広島・長崎プロジェクト」
瞑想と、音楽と、ファミリー・コンステレーション。
私の父は第２次世界大戦で陸軍の歩兵部隊にいました。ハルビンに駐屯していた時に肺を患い、軍医に１週間の療養を命じられしばらく静養地に赴きました。療養を終えて部隊のいた地に戻ってきた時には連隊全員が沖縄に送られており、父は一人取り残されました。晩年の父は晩酌の時に小さな声で「俺には戦友がいないんだ」と、「何故俺だけ生き残ったのだろうな」「何故俺だけ生きてていいのだろう」と、時々つぶやいていました。
いつか沖縄で、広島で、長崎でファミリー・コンステレーションのワークショップをやりたいと、数年間この企画を心に温めていましたが、もうひとつ何か実現に向けるためには力不足を感じていました。それが僧侶であり、セラピストであり、ミュージシャンである藤岡延樹氏との出会いをきっかけに、突然、それが現実化することになりました。沖縄戦のあった６月に沖縄に行きます。原爆が落とされた８月に広島と長崎に行きます。ファミリー・コンステレーションにおける知識と経験とこれにかけてきた全てのエネルギーをもって、瞑想から湧きい出る音楽の力と共に、それぞれの地で必要とされることのために私たちに出来ること全てを出し切るつもりで参ります。それぞれのワークショップで問題に働きかけを受けていただけるのは１日につき４名までですが、参加した人たち全員が何か体験できるような全員参加型のエクササイズも予定しています。
（HIJ代表チェトナ小林）
ファミリー・コンステレーションとは
ファミリー・コンステレーションは、ドイツ人セラピストであるバートヘリンガーによって構築された、体系的家族療法の一種です。
頭痛の原因が、例えば骨盤のねじれからくる場合があるように、ファミリー・コンステレーションでは、家族の中の誰か一人が苦しんでいるとき、それを個人の問題としてとらえるのでなく、家族という一つのエネルギー体が抱える問題の1つの症状が、もっとも繊細な部分に現われたととらえ、
問題のルーツにそれまでとは異なった角度から光を当て、家族全体のエネルギーに働きかけます。
ワークショップの場で再発見された、愛と尊重、和解と調和のエネルギーは、ゆっくりと現実の家族の中にとけこんでいきます。
ワークショプとは
基本的には、個人の問題に対してシステミックな観点から働きかけることで、それまでの自分にはできなかった対応の可能性を探る場です。
参加者は働きかけを受けることで、または今スレテーションの場の中に代理人として身を置くことによって、個人や家族の苦しみの背後に、実はどのような力動が作用しているのかを理解する機会を得ます。クライアントのスレテーションについての解説もあり、直接働きかけを受けない人も、そこにいることで自分の問題に関係する洞察を得、家族システムに流れている愛の法則性を学ぶことができます。
また、代理人という形での参加は、自分をニュートラルな場所において、まったく無関係な人に対して自分自身の感情や感覚を貸し出すという、日常にない身体感覚に遭遇し、今まで味わったことのない経験をすることになります。その体験によって、自分自身の感情や感覚をより客観的な距離をおいて捉えることを可能にします。
問題に働きかけることのできる人数には限界がありますが、その場にいることで家族や自己についての新たな理解を求めたいという方の参加には、人数の制限はありません。
2010年「沖縄・長崎・広島プロジェクト」
- 〜瞑想と、音楽と、ファミリー・コンステレーション〜
「なぜ沖縄に、なぜ広島に、なぜ長崎に」チェトナのブロブ
日程
- ６月２６日（土）２７日（日）の２日間 ： 沖縄 あやかりの社
- ８月２４日（火）２５日（水）の２日間 ： 広島 アステールプラザ
- ８月２８日（土）２９日（日）の２日間 ： 長崎 長崎カトリックセンター
参加費
参加費を変更しました。
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37,800円 （36,000円+消費税1,800円）/１会場/２日間の参加 -
73,500円 （70,000円+消費税3,500円）/２会場/４日間の参加 -
105,000円（100,000円+消費税5,000円）/３会場/６日間の参加
↓
3,150円／日（税込）理由はこちら
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ポスターをPDFにてダウンロード
「沖縄・広島・長崎プロジェクト」ポスター
問い合わせ・参加申込み
※各地域の会場、詳細は申し込み受付段階でご案内致します。
※１日のみの参加も可能になりました。
Re:Vision!代表、通称あんちゃんこと、藤岡延樹です。2010年度は、ヘリンガー・インスティテュート・ジャパン代表のチェトナ小林氏とのコラボレーションが始動します。中でも、この「沖縄・長崎・広島プロジェクト」は、チェトナ氏が長年温めてきた企画であり、藤岡もその一端に加われることをよろこんでいます。この企画に関心のある方、是非、沖縄・長崎・広島へご一緒しましょう。
詳細追ってお伝えいたします。
enjuの音
以下は2007年にオーシャンズ・プロジェクト遠征メンバーとして、カンボジアの強制収容所「S-21」を訪れた際に、その場から受けた感覚を音にしたものです。その場から受けるエネルギーを、enjuという媒体を通して表現しました。「場所」というものは不思議なものです。
今回の「沖縄・長崎・広島プロジェクト」では、どんなエネルギーを感じるのでしょうか。
私たちという媒体を使って現れる響きに、畏敬と尊厳をもって虚心に耳を澄ましたいと思います。
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